人が聴きたくなる話し方、を学ぶ
どうすれば人前で上手く話せるか!?
こんばんわ、たかあきです。
- 会社でスピーチや新人教育、プライベートな集まりで人前で話すことはありますか?
- 私もこれまで、会社で製品説明会や新人、他部門の担当者へ教育を行う機会があり、「今日は失敗したな~」と肩を落としたり「上手くいったぞー!!」とガッツポーズをすることがあります。
- みなさんは、どちらのケースが多いですか?
- 準備に時間を掛けた時は上手く行くことが多いです。例えば、何日も前から資料の作成だけでなく、当日冒頭で喋る話題や話の順序まで考えた時は上手く行きます。一方で、以前使った資料を前日に手直しした程度の時は上手く行きません…。
- 少し私の失敗ケースを振り返ります。サーバーの製品担当として、新しいコンセプトを取り入れたコンピューターを製品化しました。従来は一体であったコントロールする部分と処理する部分を分離した、管理性と拡張性に優れた製品でした。
- 社内で製品アナウンスを控えたある日、自社のSEや営業に説明会を行いましたが惨敗でした!! 途中で退席してその足で私の上司に文句を言う参加者もいらっしゃいましたーーーー。
- それでは、私の話し方で、何が悪かったのでしょうか?
- 反省点は、私が参加者の聴きたいことを伝えず、製品の特徴やスペックなど話したからなのです。
- 聞き手を意識した準備が不足していました。参加者が興味を持っていれば喜んで聴いてくれたかもしれません。しかし、まだ関心がゼロの方には間違った話し方だったようです。
- まずは相手に興味を持ってもらう事が大事ですね。聞き手が"他人ごと"として話を聞く場合、理解されず、意味のない時間になってしまいます。
思わず聴きたくなる話のつくり方
- 今週、著者・元NHKキャスター 阿隅和美さんの『心をつかみ 思わず聴きたくなる話のつくり方』を読みました。読んで納得。話し手や文章を書く人に必要とされるテクニックが詰まった良書です。単にプロを真似したノウハウではなく、基本が書かれています。それは、全てのテクニックは"相手の立場に立って話をする"ということに通じていると気付かされます。
- いちばん大事なことは、"話の主役を「自分」から「相手」に180度切り替えること"です。自分(話し手)の利益・満足ではなく、相手(聴き手)にとってプラスになること・知りたいこと・喜びにつながることでなければ話を聴いてくれません。
話を聴くことは、「時間を奪うこと」でもありますね。是非、相手にとって「価値ある時間を与えること」にしたいです。そのために先ず話に関心を持ってもらう"つかみ"と、"簡潔に分かりやすく話すこと"が大事だと感じました。
一度読んだだけでは、うんうんと頷くだけで自分の物にはできないと思いました。話し方も数学と同じ。自分で何度も練習して、人が聴きたくなる話し方を身に付けたいですね。