見つけました!、ザ・子どもにぴったりのプログラミング教科書 "10才からはじめる プログラミング図鑑"
今日は、僕がプログラミング教室を開始する際に探した教科書を紹介します。
創元社発行の"10才からはじめる プログラミング図鑑 -たのしくまなぶスクラッチ& Python超入門"です!(著者 キャロル・ヴォーダマンほか、訳 山崎正浩)
プログラミング教室では、先生手作りのプログラミングドリルの課題を中心に実習形式で取り組んでおりますが、ドリルの他にプログラムを組む時の手引きとして、"10才からはじめる プログラミング図鑑"を活用して頂くことにしています。
プログラミングの本と言えば多くが初心者向けであっても専門書になりますので、教科書のようで子どもにとっておもしろくありません。
教科書もあらかじめ興味を持っている人や熱中している人が読めば楽しみながら読み進めることもできると思いますが・・。まだプログラミングに興味がない人や子どもは、先ずプログラミングに興味を持つところから始ります。
この"10才からはじめる プログラミング図鑑"は、読んでいて楽しくなる本なんです。わくわくしながら、ページをめくりたくなりました。本の中身を見た後で、本のタイトルを見て納得!プログラミングの図鑑だからこそ、わくわくしながら読めるんだと感じました。
次に、この本は単なる子どもだましではありません。見た目は図鑑でも、中身は立派な教科書です。プログラミング初心者に必要な情報がしっかりと詰まっていました。
例えば、下記はスクラッチの変数の説明です。変数の説明とスクラッチでプログラムの組み方がサンプル付きで説明されています。実際に実践して試したくなりますね!
各テーマを読みスクラッチで実践することで、自然とプログラミングの基礎が身に着きます。
また、テーマ終盤にはゲームの作り方が紹介されています。スクラッチを使って、ゲームが作れるんだということを経験してもらい、子どもの発想力と掛け合わせることで、オリジナルの作品作りに熱中いしてもらいたいですね。
もう一つこの本のすごいところは、一冊の中に、スクラッチとPython(パイソン)の二種類の言語を説明しているところです。
下記はパイソンによる、ゆうれいゲームのプログラムについての説明です。
自分で組んだ命令がプログラムになり結果として表れる所は、プログラミングの醍醐味で子どもでも大人でも楽しくなります。スクラッチの場合はブロックを組み合わせてプログラムを作りますが、パイソンの場合自分でキーボードから入力する点が少し難しくなる反面、その一つ一つにどういう意味なんだろう?と興味が出て理解したくなります。
スクラッチから始めてパイソンに挑戦する場合、この本に載っているパイソンとスクラッチの命令を対応させた説明は便利です。スクラッチで覚えたことをパイソンにも生かせるね。↓↓↓
パイソンもテーマを進めて行くことで、グラフィカルなゲームが作れます!
パイソンは大人が仕事でも使うプログラミング言語です。パイソンを使ってプログラミングを行うことで、さらに自信へとつながるはず。
"10才からはじめる プログラミング図鑑"はおススメです。プログラミング教室でも使いますし、家でプログラムを作るときも是非役立てて下さい!!