楓プログラミングスタジオ たっきーBlog

JEUGIAカルチャーセンター桑名からスタートした「はじめてのプログラミング教室」は、『楓プログラミングスタジオ』に生まれ変わりました。小学生と中学生の子どもがメインですが大人初心者も大歓迎。教室でのワークの様子やプログラミングに関する記事を掲載します。弥富教室の体験と講座のお申込みは、https://kaede-pgstudio.net/contact/ まで。桑名教室は、JEUGIAカルチャーセンター桑名(Tel:0594-27-7211)まで。

Pythonを使って、クリックカウンターを作ろう

こんばんわ、桑名はじめてのプログラミング教室のたかあきです。
昨日の教室で、syu君が取り組んでくれたPythonのプログラムを紹介します。

syu君は、Pythonでクリックカウンターを作りました。Pythonはスクラッチなどのビジュアルプログラミングと違って、ビジネスで大人が使うコマンド入力して作るプログラム言語です。
クリックカウンターは、クリックした数だけcount変数でカウントしていき、10回,20回,30回と10で割り切れる数字になると回数を表示するプログラムです。

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実行結果は、こうなります↓

この小さなウィンドウが現れます。クリックのボタンを押しまくると…

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10で割り切れる数になると回数がシェルウィンドウに10回,20回,30回…と表示されます。

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これだけなんです。これだけなんですが、グラフィックウィンドウ(クリックボタンのウィンドウのことです)は色々と命令を書かなければ表示させることはできません。ビジュアルプログラミングではあまり考えない部分ですが、プログラムはどうやって動いているの??の仕組みが少しだけ分かります。

 

syu君、少し難しい課題だったかなと思いましたが、一生懸命考えて課題に取り組んでくれました。

昨日悩んだ部分は、どうやって10回,20回,30回と表示させるかの部分。具体的には下記の if文(もし…だったら)とprint文です。

    if count % 10 == 0:
        print(count,'回')

 

pythonでは、もし...だったらの部分やくり返しの部分は、字下げした部分に対して行われます。上記の場合、if文の次の行にprint文が登場しますが、実はprint文の前には4つのスペースがあるんです。もしcount変数が10で割り切れたら(10で割った数の余りが"0"だったら)、count変数と回という文字を表示させるという意味になります。

 

Pythonではスペースが重要な役割です。スペースは見えないので間違って入っているとエラーになるね。注意しよう。

 

また、PythonではTkinterと呼ばれるライブラリを使用して、グラフィックウィンドウをプログラムに使うことができるよ。

window = Tk()

click1.pack()

の間に、①クリックボタンを作ること、②クリックボタンを押すとclickで定義したカウントアップの処理を行う命令をプログラムで書いています。

 

syu君はすごいです。何がすごいのでしょう?

課題を読み解き見た事もないPythonプログラムで実現できたのは、スクラッチを何ヶ月も学んだからなんです。プログラミング脳ができているから、変数の働きやif文、print文の使い方がピンと来て理解できます。

 

今回はPythonを使って、こんなプログラムが書けるんだよということが伝われば大成功ー。また、Pythonを使ったプログラミングに挑戦しよー!!